KAYO MR150 中国製ミニバイクのオールペン
車種:KAYO MR150
今回は、中国の「KAYO」というメーカーのサーキット専用ミニバイクのオールペン依頼です。KAYOは日本では馴染みが薄いですが、海外のオフロードトラックではよく走っているようです。
そのマシンモデル、MR150。
カウルセットはNSF100用の社外品を流用されていて、御依頼者様の指定のデザインでの塗装です。御依頼者様がすでにお持ちの大型バイクのカスタムペイントと、同じデザインにしたいとのご要望でした。
塗装パーツは全部で5点。
まずは、アッパーカウルとアンダーカウル。
次に、シートカウルとタンクカバー。
最後に、フロントフェンダーです。
これらのパーツと、御依頼者様自身で作製されたステッカー(8枚)を貼り付けます。
カウルはFRP製ですが、品質は良かったため、特段の下地処理は必要なく、問題ありませんでした。 品質の悪いFRPは大変なんです(^^;
塗装前のパーツをバイクに組み立てると、こんな感じです。
分離された各パーツにまたがってデザインされたものは、実際に車両に組付けした状態でないと、パーツ単体ではデザインのライン取りが難しく、ウィングが歪んでしまったりしてはいけないので、ご依頼者様自身でデザインのライン決めをしていただきました。
では、塗装に取り掛かります。
【作業工程】
・下地のサフェーサー
・赤色塗装
・デザインラインを引いてマスキング
・黒色塗装
・ステッカーを貼り
・クリア塗装
・仕上げ磨き
まずは、すべてのパーツにサフェーサーを塗ります。
次に、アンダーカウルとシートカウル、タンクカバー、アッパーカウルに赤の塗料を塗って、希望デザインどおりにラインテープを貼ります。
フロントフェンダーは、黒い塗料を塗ります。
さらに黒い塗料を塗って、ステッカーを貼り付けます。
アンダーカウルも同様に黒を塗って、ステッカーを貼り付けます。
貼り付け位置は細かい微調整を何度もして、ご要望どおりになるよう細心の注意を払っておこなっています。
最後に、トップコートクリアを塗って完成です。
光沢が出ました!!綺麗ですね!!
アッパーカウルはこんな感じになりました。カッコいいですね(*^^)v
ステッカー部分を拡大すると、こんな感じです。
アンダーカウルとシートカウル、タンクカバー、フロントフェンダーの完成品です。元の色が白だとは想像つかないくらい、綺麗に仕上がっています。
完成したパーツを取り付けると、白一色だったバイクが、赤と黒に様変わりしました。
このデザインはホンダの翼の部分を拡大したイメージとのことです。
大きな羽がわかるでしょうか?
これは面白い発想のデザインですね!
御依頼者様がお持ちの大型バイクと並べてみました。カラーリングもそっくりで、バイクの兄弟みたいです! \(^^)/
この2台で2人でツーリングとか行ってみたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
塗装したいものがあれば、是非ご相談ください!
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