ボディの割れは修理依頼の中でもわりと多い損傷です。
 今回のスーツケースは、ボディがABS樹脂という素材で製造された古い製品です、現在の主要素材であるポリカーボネート樹脂が採用される前は、このABS樹脂が使われていました。

 ABS樹脂は丈夫で加工がしやすくプラスチック製品ではよく使われる素材ですが、ポリカーボネート製と比べて強度を出すには厚みが必要なため、その分重量が重くなります。
 最近ではスーツケースのボディ素材はポリカーボネート樹脂に置き換わってしまいましたが、昔(10年以上前)製造されたものでも、いまだに現役でご使用されているお客様はたくさんおり、耐久性は抜群といえます。

 スーツケースの内側に補強材を入れ、表面を溶着(プラスチックにおける溶接)をします。その後、研磨し塗装。
破損部を補強することにより、強度も以前と同程度に復元できます。

参考価格:6,600円(税込み)
※事例に掲載している価格はあくまで参考価格です。ご依頼品のコンディション、形状などによって変動がありますので、ご了承下さい。